シャラート先生のオンラインレッド

昨日は久しぶりにシャラート先生のオンラインレッドとカンファレンスに参加しました。

先生の飾らない言葉や振る舞いが僕は大好きで、その人柄にいつも勇気付けられています。


「困っている人がいたら助けてあげなさい。それがヨガです」

「人と接するときはポジティブなエネルギーを与えること。」

「怠けないで毎日ハードワークするように」


マイソールのカンファレンスでは色々な話題が語られますが、僕はいつも先生のシンプルでまっすぐな言葉に胸を打たれます(上の超ど直球お言葉集は以前のカンファレンスより)。


今回のカンファレンスの後も、「おっしゃプンニャ貯めよう」


という気持ちが湧き上がって、スッキリした気持ちになりました。


「プンニャ」が初耳という人にザクッと説明すると、インド亜大陸に広がる世界観において、善行によって得られる徳がプンニャで悪行によってたまる不徳がパーパです。プンニャがたまると良いことが起こり、パーパがたまっていくと悪いことが起こるので、善行を行ってプンニャをためていきましょう、という風に語られます。


良いことをして悪いことはしないように、というのはおそらくいつの時代のどこの社会でも語られる当たり前の道徳律で「因果応報」という言葉は誰でも知っていると思います。


英語でいうと

「What goes around, comes around」

英語で言ったのはちょっと格好をつけてみただけです笑


良いことをすると自分に良いことが起こって、悪いことをすると悪いことが起こるというのは、これは非科学的なことでもオカルトでもなんでもなくて、とても理にかなっていることですよね。


みんながみんな良い行いをすることを心がければ、当然人によくされることも増えるし、逆にみんなが悪いことをすれば、人に嫌な思いをさせられることも多くなるでしょう。


「情けは人のためならず」などという言葉もありますがみんながプンニャを貯めようとして一生懸命になっている社会の方がポジティブで誰もが暮らしやすいに決まっています。


僕は長いことなんとなーく、「そりゃあ良いことはした方がいいに決まってるよね。できるだけ」くらいに考えていて、そんなもんでいいだろうと思っていました。ヨガ講師としても人としても褒められたものではないけれど、自分としてはこれが日本人の平均だと感じています。


例えば、すぐ目の前を先行する人が物を落としたらそれはもちろん拾ってあげるけど、道を挟んだ向かいで人が困っていたらきっと見ないふりをする可能性が高いです。


よっぽど機嫌がいいときはその辺のゴミを拾って捨てることもあるけれど、普通はやっぱり気にしません。


動物性の食べ物は基本口にしないようにしてますが、甘いものは別腹だし、外出先などで面倒なときは多少の融通はきかせます(めんつゆも容認)。


結局はその場その場で、少しでも手間や経済的な損失を避けようとしてるんですね。自分としてはそれが理にかなっていると思って行動してるのでしょうが、こうして改めて文章にするとちょっと情けない感じがします。


良い行いをすることでプンニャが貯まって良いことが起こるなら、良いことをした方が良いに決まってます。


それがたとえ「プンニャを貯めるため」という個人的な欲望に根ざしたものであれ、たくさん善行を行ってプンニャをかき集めて、今世と来世を最高にハッピーに生きることがこれからの人生の一大テーマ。


今世で貯めたプンニャは来世にも影響を及ぼすとのことなので、来世にガッツリとプンニャの残高をくりこせるように今世を全力で生ききって、より良い来世を迎えられるようにしたいと思っています。


今回は山に住んでるから、次回は海近で。そんな感じに来世でやりたいことリストもできつつあります笑。


こういう気持ちになって初めて、インドにいる物乞いの人たちの振る舞いが理解できました。


インドの物乞いの人たちの多くはとても尊大です。人によりますが、あまり媚びてはこず、「施しをさせてやるから、とっとと金をよこせ」という雰囲気を満々に出してきます笑


お金を渡しても、これでは足りないと文句を言われることもしばしば。初めてインドに行ったときは彼らの態度に腹を立てたこともありましたが、今や彼らはプンニャを得るチャンスを与えてくれる尊い人たちです。


目の前に選択肢があらわれたら、少しでも多くプンニャがたまる方を選べるように、そのために今できることをしっかりやっていこうと思っています。


まずは子育てと仕事。頑張ります。

アシュタンガヨガ信州

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