2-DAY WS@Lomdii
11月初旬の週末に小田原市の「自然体スタジオLomdii」さんでWSを開催していただきました。
初日はレッドクラスとヴィンヤサWS、2日目はマイソールクラスと後屈WSという組み合わせ。全クラス参加の方々もかなりいて、アシュタンガ熱高めの2日間となりました。
クラスをやらせてもらってしみじみ思ったのは、みんな呼吸が深くて丁寧だな、ということです。コツコツと大切に日々の練習を積み重ねていることが伺えて、なんだか嬉しい気持ちになりました。
初日に開催したヴィンヤサWSはヴィンヤサの基礎をじっくり確認するクラス。これは僕が練習をする上で大事にしていることをぎゅっと詰め込んだ内容です。座学(というか雑談笑)が半分くらいを占めていたと思いますが、皆さん真剣に話に耳を傾けてくれたのが印象的でした。
僕はヴィンヤサが大好きです。アシュタンガをアシュタンガたらしめる核心的な要素だと思っていて、個人的にこだわっている部分です。けれど、自分のマイソールクラスでもそうなのですが、WSで赴いた先でも「ヴィンヤサに強い関心がある」という練習生はそんなに多くないような気がします。
個人的にはあんなに面白いことってないのに人とけっこう温度差があるのはなんでだろう、とよく考えていたのですが、ちょうどこのWSの前日とWS中、ヒントになるようなことがありました。
1つ目はWS前日に近所のご夫婦を家族で訪ねた時のこと。出迎えてくれた奥さんがギターで弾き語りを披露してくれたんです。曲はビートルズの有名な曲だったのですが、聞いても何か分からず、曲名を聞いてもあまりピンときませんでした。その曲が収録されているアルバムを持っているのにも関わらず、関心を持って聞くことがなかったんですね。
もう1つはWS中泊まったホテルでのこと。特徴といえば部屋に無料のフットマッサージャーがある程度のなんの変哲も無いビジネスホテルだったのですが、壁に花の絵が飾ってありました。見慣れたタッチだったので気になってみてみると「Gustav Klimt」と書いてありました。クリムトはアートとは縁遠い自分が好きな数少ない画家の1人です。主な作品は大体知っているかと思っていたのですが、その作品は知りませんでした。
これは両方とも、好きなことでもきっかけがないと深堀りしない、または関心が向かない部分があったりするといういい例だなと思いました。同じようにアシュタンガが好きで練習していても、ヴィンヤサに関心を持つきっかけがない、という人は意外と多いのかもしれません。単純にきっかけがあるか、ないかの問題。で、あれば僕のWSをきっかけにヴィンヤサを好きになってもらえたらこんなに嬉しいことはありません。そういった意味でも、ヴィンヤサをテーマにしたWSは続けていきたいと思っています。
2日目の後屈WSは参加者の方全員の限界を広げるべくチャレンジをする、という趣旨のWSでした。後屈は大変だけど楽しいし練習する上で大切な要素だと思っています。でも正直に言うと、人によっては無理をしてバックベンドでキャッチングするよりも、安定した深い呼吸でフルプライマリーをやりきる練習を安定して続けていくほうが、心身に良い場合もありますね。参加者の皆さんがこれからも安全に楽しく無理のない範囲で後屈を深めていってくれると嬉しいです。
WSに来てくれた方はみなさん優しくて大らか、落ち着いた印象でした。それはスタジオ全体の雰囲気とオーナーさん夫妻の人柄にも共通して感じたことなので、やはり類は友を呼ぶのだな、と納得いった次第です。僕もうちのマイソールクラスに来てくれるみなさんには、一方的かもしれませんがだいぶ親近感を感じてます。やっぱり、そういうことだと思います。笑。
スタジオの名前「Lomdii」はタイ語で「良い風」という意味だそうです。
みんなで良い風に乗り、これからもさらなる飛躍をしていきたいですね〜。
改めまして、貴重な経験をさせていただいた参加者の皆様、オーナーご夫婦、ありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています!
オーナーさんがつくったお米のおにぎりをいただきました。一粒一粒がしっかり主張する元気なお米。美味しかったです。
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