Daphne Tse WS@CANOAYOGA
安曇野のヨガスタジオ、CANOAYOGAで開催されたDaphne TseのキルタンWSに参加してきました。
Daphneはヨガ界の歌姫と称される人気シンガーソングライター。お会いするのも歌を聴くのも初めてでしたが、とても良い時間を過ごすことができました。
Daphneの歌とギターに合わせてみんなで体を動かしたり、軽くハミングしたりと、穏やかで優しい空間の中に身をゆだね、静かに感動している自分を見つめることができた貴重な日。
「胸に手を当てて息を吐き出すだけでもヨガ」
WS全体をプロデュースして通訳とアーサナのインストラクションもしているnidayogaのゆかりさんがWS中に発した言葉が胸に気持ちよく響いてます。わかってるつもりだったけど、あらためて人の口から聞くとハッとさせられるものですね。
あと、特に嬉しかったのは子供の頃からずっと考え続けてた
「何で人は感動するんだろう」
という疑問に対して少しだけアプローチできたこと。
昔から、何で特定の和音やメロディーを聴くと「楽しい」「切ない」「暗い」といった感情が湧き上がるのかな、とか、サイン波はきれいだと感じるけどノコギリ波はそうは感じないのは何でかなーと疑問に思ってて(感動それ自体はドーパミンなどの分泌によるものらしいですが)。
「クオリア」とか「意識のハードプロブレム」とか色々調べても、どうも自分の考えていることとぴったりマッチしないな、と長いこと悶々としてました。※ネットで意識のハードプロブレムを解決した、と書いていた人がいましたが、やっぱり何か違う気がします。詳しい人いたら教えてください。
WSの後も、感動の余韻冷めやらぬまま考えていたのはそんなことばっかりで。本人と会話を重ねても「何でDaphneの声をきれいだと感じるのか」という疑問が解決することはありませんでした(二人で少し考えたけれど、わからないという結論に落ち着いた笑)。
でも、その「結局何でだかはわからない」という答えがとても気に入っていて、今でも僕は少しいい気分です。
思えば本当に大事なこととか大切なことはいつもよくわからないままで、でもだからこそ本当っぽいな、と思ってて。
世界はみんながそれぞれ自分の脳で認識しているだけなわけだから、万人にとって絶対確かな真実なんて存在し得ないというのが真実で、「世界はすべてイーシュワラの生み出した幻」という結論が結局一番理にかなってるよな、とひっそり思ってます。
だから、できることならいつだって、自分が好きに思い描いた夢を見ていた方が良いわけで、他人や常識を気にし過ぎて、思うように振る舞えない人生は少しもったいないな、と感じます。
空が青いのは海の色が反射しているからだし
春先にカエルがケロケロ鳴いているのは恋心ゆえ
彼女の歌声が美しく響くのは、ブラフマーがそれを望んでいるからで
世界を回しているのはそれを聞いたヴィシュヌのため息。
そんな世界に生きるのも自分の勝手だし、全てはやっぱり心の持ちようです。
あんまりこれ以上語るとちょっとおかしい人扱いされそうなので控えますが笑。。久しぶりに少しだけ哲学させてもらえた、とても貴重なWS体験になりました。
心は手で触れることはできないものなので、心を動かすのもやっぱり手で触れることができないものばかり(造形物や風景も結局視覚からの刺激という解釈)。
そんな、人の心に自分の体と呼吸を使ってアプローチするヨガは、やっぱり特別なものだと感じます。
肩こり、腰痛などの身体的な問題はもちろんのこと、ヨガはメンタルにも効果抜群です。何かしらの不調にお悩みの方はぜひ一度ご相談ください!
なお、Daphneは元アシュタンガ練習生。いつかスタジオに練習に来てくれたら嬉しいなーと思ってます。
季節はすっかり春本番で、まだまだ花の時期が続きます。うちの庭もこれからが最盛期。今しかないこの一瞬一瞬を楽しみながら、練習を続けましょう!
0コメント