燕岳登って来ました。あとアルネ先生迎えに行きます

以前初秋に登って大好きになった燕岳。今度は念願の冬山です。

冬山に馴染みのない僕にとってはすべての道程が感動の連続で、がんばって来た甲斐があったなーと胸を震わせながらの山行となりました。


退屈と聞いていた宮城ゲートから中房温泉までの4時間のアプローチは噂とは違ってウキウキするハイキング。足慣らしに丁度良い距離でした。


中房温泉からの登山初日は出だし快晴。トレースもしっかりしていて歩きやすく、アイゼンをつけたのは第二ベンチから。


合戦小屋を出て尾根に上がるあたりから雲行きが怪しくなってきて、稜線ではしっかり強風に煽られながらの尾根歩き。頂上アタックの時はけっこう風雪が厳しくなってきてました。散々睨めっこしてきた天気図の予報と少し違ったので悔しかったですが、これが雪山というものですね。


意を決して装備を整えて燕山荘を出ましたが、わざわざ吹雪の中山頂を目指す人は他に数名しかおらず、一瞬「明日にしよっかな。。」と日和そうになりました。笑


が、明日必ず天気がよくなるとは限らないわけで。「幸運の女神には前髪しかない」という言葉も間違いないと常日頃感じているわけで。ここは行くしかないと心を決めました。


いざ歩き始めれば、風と寒さは強烈だけれどそれさえ凌げば大丈夫。吹雪で視界がほぼ0だったので下山時に一瞬道を見失いましたが、無事ピークを踏んで帰って来れました。


燕岳は冬の北アルプスとしては入門的位置付けの山。ですが、冬山初心者の僕が計画からぜんぶ一人でこなすというのは中々大変で、でもだからこそ、価値ある体験になりました。


ちょっとしたことでも、人にやってもらったり、人に連れて行ってもらうのと自分でやるのは全く違います。


どんなことでも、はじめてのことを自分一人で成し遂げればそれは立派な冒険で、ちょっとした勲章になったりしますよね。みんなでやったり、ガイドしてもらう楽しさももちろんありますが、それはまた別の話。今は一人で自分でやってみて自信をつけたかったのかもしれません。


とはいえ、燕岳を登る前は周囲の山経験豊富なみなさんに色々相談させていただきました。ソロ活とはいえ無事帰ってこれたのはお世話になったみなさまのおかげです。あと冬山にも関わらず素晴らしいもてなしをしてくれた中房温泉さんと燕山荘さんにも感謝です。

まだクラスも軌道にのってないし子供も小さいのに山登ってる場合か?という葛藤はもちろんあるのですが、移住してこのかた冬場は基本的に耐え忍んで春を待つばかり。冬でも何かやってみたかった、ただ我慢するだけじゃなく冬を楽しみたかったという思いの冬山登山。


意を決して行ってみて本当に良かったです。


このタイミングを逃していたら、一生冬山はじめなかった可能性も十分あるな、とも思ってて、改めてタイミングが大切だなーとしみじみ感じてます。人生はチャレンジとタイミング。


最近プロフィールを書き換えて、だいぶしっかり書き込んだところなのですが、あとでこれも追記しておきます。


「人生はチャレンジとタイミング。」


です。

あと、山を歩いている時に思うのは

「みんなが歩いている道が自分にとってもベストとは限らない」

ということです。


先日、八ヶ岳の天狗岳に登って来た時に強く感じたのですが、これはほんとその通りで。多くの人が歩いているわけだからその道は歩きやすいのだろうけど、自分の歩幅にあっているか、その経験が自分を成長させてくれるかどうか、など考える要素はたくさんあって。他人のペースに引きづられそうになったりもするけれど、やっぱり自分は多少遠回りをしてでも自分の道を行くのがよいのであるな(アルピニスト感)となんか色々納得いった山行となりました。



今これを書いているのは週末の土曜日です。明日は月曜からWSをしてくれるアルネ先生を迎えに行って来ます。


開催一週間前の元旦にWSの話がまとまって、大慌てで諸々手配しつつSNSに告知を出した数時間後に石川県で地震が起きてと、色々ありすぎて軽くパニックだったのですが、やっと準備ができました。


アルネ先生は前回来日していた時には会えず「次の来日の時は絶対会おう」と約束をしてました。ですが、こちらの都合で話が二転三転して結局このギリギリのタイミング。


厳しいスケジュールにもかかわらず、優しく暖かく願いを聞き届けてくれたアルネ先生に感謝です。


アルネ先生は世界中で多くの練習生から支持される先生です。


そりゃーみんなが大好きなわけだよな、と改めて思います。


アルネ先生の指導歴を見ていると、あまり他の人が行かなそうな地名が出てきます。中には紛争真っ只中の地域も含まれていて、彼が損得で動いているわけではない、というのがよくわかります。


今現在も、彼は先日の地震の被災地、石川県の金沢でティーチングをしています。そしてそのあとは、この真冬の長野に来てくれます。


口数は多くないけれど、彼のその行動が何よりも雄弁に彼という人を表しているな、と思います。


みんなにもっと彼のことを知ってもらいたいな、と思います。


当初は3日通し券だけでしたが、先生の計らいで1日参加もオーケーになりました。アルネ先生の指導が好きな人はもちろん、彼に興味がある人はぜひご都合をつけて練習に来てください。ご連絡お待ちしています!

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