アシュタンガヨガの練習の進み方

アシュタンガヨガでは最初のうちはあまりたくさんのアーサナ(ポーズ)は練習しません。


アシュタンガヨガが未経験の人は太陽礼拝のAとクロージングアーサナ(練習の締めくくりのポーズ)を3つやって休憩をして練習が終わります。


そこから、太陽礼拝Aになれたら太陽礼拝のB、次に立位のアーサナが一つづつ足されていき、立位のシーケンスが終わると座位のシーケンスが始まります。そこから後屈ポーズが足されていくことになります。


基本的にはマイソールクラス中に、一度に一つかせいぜい二つ。人によってはマイソールクラスに参加するたびにアーサナが増えるかもしれませんが、次のアーサナに進むまでに一週間、数ヶ月、もしくは数年かかることも珍しくありません。


アーサナが少ないうちはもどかしく感じる人もいるかもしれませんが、そうやって少しずつ一人一人の個性に合わせて練習を進められるのがアシュタンガヨガの魅力です。


なにせ僕ら大人は数十年間今のこの体と心で生きて来たわけで、人によってまったく心身の特徴が違います。


硬い部位や柔らかい部位も違うし、痛みを感じる場所も人それぞれ。そもそもプロポーションが違うのだから、最初のうちはアーサナの完成形を人と比べてもあんまり意味がありません。


心のありようにしても注意力散漫な人もいれば最初から集中が得意な人も中にはいます。僕のようにルーズな人もいれば几帳面な人もいるし、呼吸にしたって最初から肺活量多めの人は呼吸音が大きかったりといろんなことが千差万別です。


練習を重ねていくうちにだんだんと個性は均されていきますが、やっぱり人とまったく同じにはなりません。人は違って当たり前。当たり前のようですが、それに気づいて僕は色々気が楽になりました笑


そんなわけで、同じシーケンスを練習していてもそこで体験することは人によって結構異なって、それがアシュタンガヨガの練習の面白いところだと思っています。同じ練習でもはじめたばかりの人と10年練習を重ねた人の練習はきっとだいぶ違いますよね。


ただ、練習の大枠というか大きな流れがあって、最初のうちはまずそれを覚えることが大切です。レッドクラスに出ないと意外と覚えづらい部分もあるのでここに一応書いておきます。まだ一連の流れがクリアじゃない、という人はここで覚えておきましょう!


太陽礼拝Aだけの練習の流れは以下です。


・はじめのマントラ(練習する前に自分で心の中で唱える)

・太陽礼拝A✖️5

・ヴィンヤサ(太陽礼拝Aと同じ動きでダウンドッグの時に5呼吸しない)

・ダウンドッグからジャンプスルー

・バッダパドマーサナ(クロージングアーサナ)

・ヨガムドラ(クロージングアーサナ)

・ウップルティヒ(クロージングアーサナ)

・ヴィンヤサ ダウンドッグからジャンプして前屈して立つ

・おわりのマントラ

・ヴィンヤサからジャンプスルー

・仰向けになって休憩


書き出すと色々ありますが練習時間としては20分~25分程度になるかと思います。ここから、上述したように太陽礼拝の後にアーサナが足されていくことになります。


アーサナが増えてもこの太陽礼拝➡️立位➡️座位➡️後屈➡️クロージングという一連の流れは変わりません。練習に慣れていない人はまずはこの流れをしっかり覚えてくださいね。わからない部分はぜひ直接質問してください。


ちなみに僕はもうかれこれ一年くらい新しいアーサナはもらってません。ある程度練習が進むと簡単には次のアーサナに行けなくなってきます。だけれども全然飽きることはないし、次が欲しいかというとまぁ、進んでも進まなくてもどちらでも。今はとにかく呼吸に意識を向けることが面白くてたまりません。


明日は今日よりもう少し丁寧に呼吸ができるよう気をつけて練習してみようと思います。


僕は明日の練習を楽しみに今から寝支度をはじめます。みなさんも、明日楽しく練習ができるようできるだけ早く寝てくださいね。では、おやすみなさい!

アシュタンガヨガ信州

長野県松本市でアシュタンガヨガの早朝マイソールクラスをやっています。老若男女問わず、ビギナーからベテランさんまでオールレベル対象のクラスです。ヨガが初めての方、体が硬い方も大歓迎です。無料駐車スペースあります。