夏の終わりの燕岳
ちょっと前になりますが、8月終わりの日曜日、北アルプスの燕岳に日帰りで登ってきました。
当初は夜のうちに登り始めて、朝日を見ようと計画をしていましたが、麓の有明神社近くの宮城ゲートが前日の豪雨でまさかの閉鎖。宮城から中房温泉までの12kmを徒歩で登ることになり(3時間追加)一気にご来光どころではなくなりました。
そもそも天気予報はほとんど雨。朝方に雲が晴れるタイミングがあったのでそれを狙っての強行登山の予定でしたが、いつもながら色々計画通りにはいきません。
おかげさまで気温は程よい感じ。稜線までは雨も降らなかったので気持ちよい山歩きができました。
この日のハイライトは北燕岳ピークからの下山中。目の前の道を不意に一羽の雷鳥が歩きながらよこぎって、続いて6羽。合計7羽の雷鳥ファミリーが間近で餌を探しながらうろついている様子を観察することができました。
雷鳥目当てで来たわけではなかったけれど、最高のご褒美をもらった気分です。雨の中がんばってきてよかった。
燕山荘で食べたカップヌードルカレー味も壮絶に美味しくて、大満足でした。
普段は天気予報が雨なら山へは行きません。でもこの日はなんとなく、冒険してみよっかなーという気分になりました。そのおかげのご褒美の雷鳥です。
「虎穴に入らずんば虎児を得ず」「火中の栗を拾う」というと大げさですが笑
「雨の稜線に雷鳥」的な言葉が辞書にあってもいいんじゃないかなと思ってます。
登山道にたどり着くまでに
「やっぱりやめようかな」
という思いが何度もよぎりましたが笑
終わってみれば、「行ってよかった」という思いしかありません。
これってアシュタンガの練習にも似てますね。
スタジオにたどり着くまでに、色々理由を並べて「やっぱ今日はやめとこっかなー」と思うことって誰でもあると思います。
でもそれを振り切って、きちんといつも通りスタジオで練習した時はきっと
「練習してよかった」
と思うはず。
そんなわけで最近は新しい練習生には少し乱暴かもしれませんが
「いいから何も考えず脳死で機械的にスタジオへくること」
もしくは
「動物の習性のようにとにかく朝はスタジオへ来ること」
と伝えてます笑
最初気分が乗らなかった時ほど、それを乗り越えた時は気分爽快だと経験的にわかっているからです。
これを読んでくれているみなさんも、朝練に行こうかどうしようか迷ったら、とりあえず行くだけスタジオへ行ってみるようにしてくださいね!行って後悔することありません!
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